「オリジナル什器作れますよー」とか、
「弊社は什器系がやはり得意でして」とか、
「イベント什器を1台から」とか。
いざこの業界に入ってしまうと、
「什器」という言葉をポンポン出すのですが、
「そもそも什器ってなんやねん?」
ということをもっと分かりやすく説明できたらなと思い、
ちょっと掘り下げて考えてみました。
ちなみに、知り合いに調査を行ったところ、什器を"じゅうき"と読める人が圧倒的に少なく、
この業界に入る前は、私も聞いたことすらありませんでした。
それでは「什器とはつまり何なのか」くわし〜くみてみましょう。
目次
【辞書で調べてみると】
まずは什器という言葉を辞書で調べてみました。
じゅう-き【什器】
日常使用する家具・道具・器物の類。什物(ジユウモツ)。什具。
(出典:広辞苑)
わかるような、わからないような。。
家具と言われると、当社製品は当てはまるような当てはまらないような。
私の感覚では、
「まあそんな感じだけどちょっと説明が物足りない」
という感じです。
ちなみに、家具は英語でfurnitureと言いますが、
バイリンガルの友人に当社製品を見せたところ、
「うん、これはfurnitureっていうね」と言っていたので
やはり辞書の説明はおおよそ合っているのでしょう。(当たり前ですが笑)
【什器は様々なものを指す】
「什器と呼ばれるものをどこで使うか?」これにより、該当する什器のイメージは若干異なります。
例えば<飲食店>で使う什器は、
例えば<物販店(雑貨屋食品・服などを売る店)>で使う什器は、
例えば<オフィス>で使う什器は、
こうみてみると以下のことがわかってきました。
什器という言葉は、結構幅広く意味を持つんですね。
これも什器と呼ぶのか!というものもいくつかあったんじゃないでしょうか。
個人的には、(イベント用などではなく、常設の)テーブルやイスは「家具」というイメージですが....
オフィスの机などは、「オフィス家具」と言ったりしますもんね。
日常使用する家具・道具・器物の類。
という辞書の言葉は広義的に表していることがわかります。
【素材について】
先ほど、「什器にはサイズの大小や素材は関係ない」と書きましたが、
ではどの素材が什器にとって一番良いのでしょうか?
木、紙、スチレンボード、プラスチック.....etc
たくさんありますが、ここではマゴノテが制作できる構造(展示台などの構造物)に重点を置いて、木製と紙類製で比較してみましょう。
実は、使う用途や、期間、目的、予算などによりベストな素材は全然違うんです。
【木製の場合】
木製の場合、とても頑丈で重いモノの展示にも耐えられます。
また、展示会場などで使う、大きな什器やオブジェにも向いており、
長期的な展示にも耐えられます。
継ぎ目等も隠せる場合が多いため、見た目もかなり綺麗に仕上がります。
オリジナル什器を作る場合は、上からシート貼りをするなどして
装飾をすることもできます。
しかし、木製の什器が向かない場合もあります。
- (短期的な展示などの場合)価格が高い
- 重いので移動が大変
- 施工業者様による施工・撤去作業が必要な場合がある
このように、予算が少ない・短期的な展示やイベントなどの場合は、
木製ではなく他の素材を検討した方が良いでしょう。
【紙類製(ダンボール・スチレンボードなどを含む)の場合】
紙製の場合、コストを大きく抑えることができます。
大体の場合は組立式の場合が多く、
コンパクトに展示会場へ持ち込むことができます。
また、木製などと比べるとかなり軽量ですので、
女性でも簡単に設置・移動ができるものが多いです。
オリジナル什器を作る場合は、シート貼りやダイレクト印刷を
するなどして装飾ができます。小ロットで制作できるものも多く、
単発のイベント等に向いています。
しかし、紙製の什器が向かない場合もあります。
- (長期的な展示などの場合)素材がへたってしまう
- 重いものは置けない場合がある(耐荷重が少ない)
- 表面が凹んだり傷がつきやすい
このように、長期的に展示したい場合や、大きな重いものを展示する場合は、
紙製ではなく他の素材を検討した方が良いでしょう。
【マゴノテが作れる什器とは?】
では当社ではどんな什器が作れるのでしょうか?
素材の関係上、一般的なマネキンや電子機器(レジスターなど)を作ることはできませんが、スチレンボード等を使ってある程度何でも作ることができます。
(複雑な構造はできない可能性があります。その場合、類似の構造になります。)
「マゴノテのキーワード」を参考にしてみてください。
- 展示会用に受付テーブルが1台欲しい。
- 屋内イベントに使うカタログスタンドが10台欲しい。
- 元々あるモニターのカバーをオリジナルで1つ作りたい。
- マネキンのかさ上げ台を大きさ違いで3種類×10台ずつ欲しい。
など、細かいご要望にも対応させていただきます。
まずは、見積もりだけでもしてみませんか。
構造でお困りなら、詳細をお聞きして、当社からのご提案も可能です。